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JLMCシリーズ 第1戦

2007.05.13 JLMCシリーズ 第1戦 日本・スポーツランドSUGO
Po. No. Cl. Team Type Driver LAPS
1 22 LMP1 ダンロップ Zytek05S Zytek05S 野田英樹 / 山﨑信介 268
2 16 LMP1 無限COURAGE LC70 COURAGE LC70 中野信治 / 黒澤治樹 258
3 21 LMGT1 ダンロップ
フェラーリ550GTS
Ferrari 550 GTS
MARANELLO
飯田章 / 藤井誠暢 247

From 中野信治:

5月13日、仙台の菅生で今年の僕の開幕戦となる、ジャパンルマンチャレンジ第1戦が開催されました。

このルマンシリーズはルマン24時間を頂点に、アメリカ、ヨーロッパ、そして日本でそれぞれのシリーズ戦が年間を通して行われており、海外では既に人気を博しているシリーズ。ここ日本では昨年から新しくスタートしたばかりで、まだ日本国内での認知度はあまり高くなく参加台数も少ないのが現状ですが、将来非常に重要になってくるであろうシリーズであることは間違いありません。

このシリーズはヨーロッパ、アメリカではすでに人気・注目度は高いことに加え、昨年のルマン24時間レースでは、ディーゼルエンジンを搭載したドイツのアウディが優勝するなど、今後はバイオエタノールなどの環境を考えた燃料がいち早く取り入れられていくでしょう。そういった観点からもこれからのモータースポーツが向かうべき路を示唆する、大きな役割を担ったレースです。

 

この国内のシリーズの開幕戦を僕は、無限・クラージュ・ミシュランと言うパッケージのマシンで戦いました。マシン・エンジンに関しては、昨年ヨーロッパのシリーズに参戦していた時とと変わらないのですが、チームは僕のレーシングドライバーとしてのルーツを辿ると、非常に重要なポジショニングにあった無限(M-TEC)です。チームとして、共にレースに参戦するのは、実に今回が初めて。ここには旧知の友のような存在である、何人かのスタッフの方もいらして、僕にとっては本当に懐かしくもあり、また新鮮さも感じることが出来るチームです。初めて無限と一緒に仕事をさせていただいたのは、僕が15歳の時。ゴーカートの頃ですが、実にそこから考えると20年以上のお付き合いになります。

そんな僕にとっては、ある意味家族のような存在であるみんなと戦う開幕戦。

予選はポールポジションを獲得。ポールからスタートしたレースは、スタートをチームメートの黒澤治樹選手が担当。スタート直後に今回のライバルチームであるザイテックのマシンにトップを譲り、その後は淡々と周回を重ねていました。レースペースはライバルチームが圧倒的に速く、ドライバー交代を行うタイミングでは、ラップダウンを余儀なくされていました。

このライバルチームとのスピード差は明確で、この差の大きな理由にはレギュレーションの問題がありました。このザイテックのマシンは数年前にマシンの規定が変わる以前に作られたマシンで、性能は圧倒的に高く、もう2年以上前からヨーロッパ・アメリカではルール上、使用することが出来なくなっているマシンです。まだ参加台数の少ないこの日本では特別に参加が認められているのですが、やはり新しいレギュレーションで開発されているクラージュのマシンにとっては、苦しい戦いになりました。

2スティントを終えた黒澤君から僕にドライバーを代わった時には、実に2ラップもの遅れをとっていました。そんな中とにかくマシン・タイヤの限界を最大限に引き出し、今後のレースの為のデータを収集する為に、集中して僕も2スティント(約100周)を走りきり、再び黒澤君にマシンを託す事に。この僕の走行中には、トップより速いラップタイムで周回を重ね、追い上げを展開。2スティント目の最後には、この日のファステストラップを記録する事が出来ました。

この後黒澤君の走行中にイエローコーションが出され、ここで逆転を狙うため急遽作戦を変更しドライバー交代を再び行う事に。ここから再びトップより速いラップタイムを記録しながら追い上げますが、突然マシンにトラブルが発生。なんとかクラッシュは避ける事が出来ましたが、ここで数周を失ってしまいました。トラブルがトラブルだっただけに、クラッシュを避け、ピットに戻りメカ達がトラブルの原因であった部分を懸命に修復し、再び最後まで走りきる事が出来たのは、ある意味本当に運が良かったのかな。

無事チェッカーを受け、2位はおまけみたいなものですが、久しぶりの国内でのレースをきちんと走りきれたのには、今後に向け大きな意味があると思います。課題もありましたが、それ以上にチームが得たものも少なくはなかったと感じています。ライバルチームとの差は、やはり小さくはないですが、まずは僕達の出来ることを100%出し切る事に集中していきたいと思っています。

久しぶりの国内のレースも楽しかった!
こうしてまた国内で戦うチャンスをくれたM-TECスタッフのみんなや、応援してくださっている方々、そしてスポンサーの皆さんに心から感謝!

次の国内は7月22日の茂木になりますが、是非遊びに来てください!!!

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