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JLMCシリーズ 第4戦

2007.10.29 JLMCシリーズ 第4戦 日本・岡山国際サーキット
Po. No. Cl. Team Machine Driver LAPS
1 18 LMP2 EBBRO Aim Sports GC-21 GC-21 富澤勝 / 麻生裕二 / 黒澤翼 228
2 16 LMP1 無限 COURAGE LC70 COURAGE LC70 中野信治 / 黒澤治樹 228
3 21 LMGT1 ダンロップフェラーリ550GTS Ferrari 550 GTSMARANELLO 飯田章 / 藤井誠暢 225

From 中野信治:

今年も早いもので、この岡山国際サーキットで行われるジャパンルマンチャレンジが今季の最終戦になります。僕にとってこのサーキットでのレースは、2004年のGT開幕戦以来。
鈴鹿や富士に比べるとその規模は決して大きくはないのですが、テクニカルで どちらかといえば好きなサーキットです。今回は僕のドライブするクラージュのマシンには、若干不利なサーキットレイアウトかと思われましたが・・・

26日に行われた公式走行。この日は雨に見舞われました。この雨の中順調にテストは進められ、最終的に僕自身が2位のザイテックのマシンに1秒近いタイム差をつけるタイムを記録し、トップで終えることが出来ました。もともと雨が嫌いではない僕にとっては、こういったコンディションも歓迎。ミシュランタイヤがウエットコンディションの中、その性能をいかんなく発揮してくれていたのも、気持よく走れた一因です。ただ予選が行われる土曜日と決勝が行われる日曜日は晴れの予想。まだまだ解りません。

 

そして迎えた土曜日の朝。やはり天気予報通りで、雨粒はどこにも見当たりません。
ドライコンディションの中、公式走行を開始。思ったよりマシンの挙動は落ち着いた状態。僕は今回レースセットを担当しているので、レースをイメージしたセットアップを考えながらの走行でしたが、ラップタイムもまずまず。これなら勝負できるか・・・。
予選はチームメートの黒沢選手が担当。ライバルのザイテックがミスしてくれたのも手伝って、見事ポールポジションを獲得しました。これで今シリーズ全戦ポールポジションをとることができました! 両マシンのタイム差はほぼないに等しいので、決勝に向けてのセットアップとタイヤの選択が勝負の行方を左右しそうな展開。

そして迎えた決勝の朝。気持よく晴れ渡った、秋の空です。
朝の公式走行でも最後までレースに向けてのセットアップを煮詰めていき、僕としては満足できるレベルで仕上げることが出来ました。後はスタートすれば、確実にその答えが出ます。
スタートは予選を担当した黒沢選手が担当、無事トップで1コーナーを通過。その後周回毎にその差を広げていき、タイヤの選択とマシンのセットが正しい方向にある事を証明しています。その差を40秒以上広げたところで一度目のピットイン。タイヤ交換と給油を行い、ルーティーンのピットを無事に終えることが出来ました。

その後も順調に2位との差を広げますが、50周を過ぎるあたりからストレートを通過するクラージュのマシンのエンジン音に変化が。その異音は次第に大きくなり、エキゾーストのトラブルである事は明確に。急きょピットに戻り、修復作業に入ることになりました。予想以上にこの交換に時間がかかり、このタイミングでドライバーを交代しピットアウトしたときには、トップのザイテックとの差は絶望的なものに・・・。
それでも他のマシンとのラップ差を減らすべく、集中して走行を続けます。20周を過ぎたあたりで、今度はバッテリーにトラブルが発生し緊急のピット。どうやらバッテリーを繋いでいる端子が破損した模様。ここでも交換のために10分以上を要してしまい、ザイテックを含め他のマシンとのラップ差は広がるばかり・・・。

と諦めかけたときに、そのザイテックのマシンにもトラブルが発生し、緊急ピットを行っているとのこと。このトラブルは深刻なようでこちらのマシンがピットアウトした後も、まだその作業を終える様子はありません。このチャンスにザイテックとの周回差を取り戻すことに成功。
ただこの時点で今日ノートラブルでトップを走行しているマシンとの差は、10ラップ以上。周回にすれば15周ぐらいか・・・。ここからはただひたすら攻め続けるだけ。ラップ差を順調に取り戻しつつありますが、残り時間との戦いです。僕のスティントを終え、黒沢君に交代。彼も順調に周回を重ね、残り30分強となったところで、最後の給油とドライバー交代を行いました。

ここからはベストラップを更新しつつ、再び猛チャージ。マシンはちょっとしたトラブルを抱えていて、思い通りの走りを出来ない中、全ての周回を予選のアタックのように走り続けました。残り7、8分のところで、ついにトップのマシンと同一周回に。しかし時間が足りない・・・!
最終的には20数秒差まで追い上げたところで無情のチェッカー。総合では追撃一歩及ばず2位となりましたが、ついにクラス優勝! トラブル絡みの結果ではありますが、今回は完全にレースを支配することが出来ていました。お互いがトラブルフリーであっても、間違いなく勝てたレースでしょう。今年のこのシリーズ、毎レース起こってしまったトラブルは残念でしたが、チームの頑張りとミシュランタイヤの進歩で、マシンのポテンシャルは確実に向上し続けた一年でした。

前回の茂木と今回の岡山でのレースでは、当初圧倒的に有利と思われていたザイテックのマシンと同等の所まで来ていたのは事実です。ドライバーもそうですが、チームが進歩を続けることは重要なことであり、それがドライバーを含めた周りのモチベーションを上げてくれます。もちろんその逆もまたしかり。それぞれが結果を誰かの責任にするのではなく、正確には進歩しようとする意識を持つこと。それが共鳴しあえば、必ず結果に繋がる筈です。それが出来る場所、意識場とでも言うのでしょうか。来季はそんな場を作れるといいなぁと思います。またそんな意識を持った仲間と共に、しびれるようなギリギリの戦いをしたいところです。

今年も色々あった一年でしたが、応援・ご協力頂きました全ての方々に 感謝致します。
また変わらず世界を目指します! これからも応援よろしくお願いします。

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